序
深い深い洞穴の更に奥底に、その城はあった。
屋根という屋根を覆い尽くす程の黄金の瓦が、目に眩しいほど光り輝いている。
真の闇の中であるならば、例え洞穴への入口を見付け出すことが出来ても、 決して「その場所」にまで辿り着ける筈は無い。
しかし今、そこには随所に蒼白い焔が灯されていた。 長年拒み続けてきた、地上に暮らす者たちの到来を受け入れようとしている。
あたかも、「城」がより多くの人々に美しさを誇示できるよう願っているかの如く──
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