Only You...
貴方と始めてお会いした時のことを、今でもはっきりと覚えています。
その頃の私はどちらかと言うとまだ「子供」に近くて、 一族内で頻発していた相続問題等のこともあまり知ろうとはせず、 周囲の大人たちの引き起こす喧騒を鬱陶しく思っていました。
正直言って、誰が一族の長になっても私には関係無いと思っていたのです。
そんな時貴方と出会い、私の考えは大きく変わりました。
一族内の問題に対して無関心だった私が、一族の人間としての自覚を持ち、 その責任の重さを知ったのです。
勿論、貴方が直接教えてくださったわけではありません。
しかし、貴方の凛々しく雄々しく精悍な姿に── どんな目上の人間にも臆することなく接し、 例え誰が相手であろうとも威風堂々と渡り合えるその姿に、 私は大いに感動を覚えたのです。
なんて器の大きな方だろう、と。


あれから何年もの歳月が流れました。
過ぎ行く時間は私を大人にし、こうして貴方のお傍に居られる機会をも得ることが出来ました。
しかし今でも私は、当時の思いのままに生きています。
出来るだけ貴方のお役に立ちたい、支えになりたいのです。
私を「私」にしてくれた、他ならぬ貴方のために──




敬愛する族長様へ


           貴方の忠実なる下僕・風見より
END
【Only You...】  ※ 『風魔祭2003』投稿作品  テーマ(2):現代版


…………笑ってください(爆)

え〜と、一応コメントをば。
あまりに「本編」からハズれ過ぎたので、テーマ(2)に振り分けます(笑)
あ、そうそう。これはもう、風見から見たボスの姿ですよ。 決して「真実」のボスではありませんからね〜!!( ̄∀ ̄)b
……美化し過ぎだよ、風見クン。

願わくば、最後のオチまで「五右ェ門を想う紫ちゃん」で引っ張れますように♪(ムリか…/笑)

(2003/12/26)

[ Back ]
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送