TVスペシャル第4弾 … 初放送日:1992年7月24日
ロマノフ王朝の金塊の在処を知るために探していた本は、ジュディという女性が持っていた。 行きがかり上彼女と組むことになったルパンたち。 目指すお宝がバンク・オブ・リバティにあることを突き止め、地下から盗むことにした。
しかし、ジュディと不二子に出し抜かれた挙げ句、金塊は怪僧ラスプートンに奪われてしまう。 ルパンたちは金塊を奪い返すため、死んだ相棒の復讐を誓うラッキーと共に、ロシアにあるラスプートンの本山に向かった。 そして、人の心が読めるという怪僧が、彼らの前に立ちはだかった…!!
見れば見るほど、謎の深まる作品です。(…第一声がそれか!?)

第一に、なぜ不二子はジュディと組んだのか?
ジュディはごく普通の女性に見えました。
頭は切れるようだし、一人であんなトコロに住んでいるくらいだから、度胸もある方だとは思いますが…… でも特別に強いわけじゃないし、特殊な能力もないし、裏世界に精通しているようにも見えませんでした。
そんな彼女と(不二子が)なぜ組むことになったのかが、なんだか気になります。
彼女の素性を知っていたのなら分かるけれど(いずれ利用するために組んだのだろうから)、 知っている風には思えなかったので、だからこそ余計に気になるのです。 だって、不二子は理由もなしに他人と組むことはないと思うんですよ。 大抵の場合、「誰かと組む=自分に利益がある」ってことでしょうから(苦笑)

第二に、なぜルパンはジュディを呼び寄せたのか?
ルパンがジュディを気に入って毎日電話していみたいだから、ついうっかり「仕事」のことを漏らしてしまった、ってことは分からないでもないです。 まぁ、全く有り得ないことではないでしょうから。
でも、彼女に「仕事場」まで教えたってことには、どうしても納得がいきません!! 足手まといになるどころか、下手すると警察に通報されるかもしれないのに…。
それだけルパンがジュディに惚れていて、信用していたのかもしれないけれど、 不二子相手ならともかく知り合ったばかりの女性に騙されるなんて、ルパンらしくないと思いました。 むしろ(騙されていることを)知っていて知らぬフリをするくらいが、真のルパン(何だそりゃ?)だと思うのですが…。

……単に不二子以外の女性キャラを話に絡めたかっただけで、ストーリーとか二の次だったんだろうな〜きっと(爆)
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さて、それでは五右ェ門について(笑)
彼は今回、最初から最後まで別行動でしたね。
そりゃもちろん、彼らはいつもいつも一緒にいるわけじゃないけど…… でもせめて、1件くらいは盗みに付き合って貰いたいと思いました。 じゃないと、ちょっと寂しいです。せっかくのTVスペシャルなんだし〜(←結局これが本音/笑)
しっかしまぁ、五右ェ門はラスプートンに押されっ放しでしたね!
修行のために訪れた先で、イカサマ坊主にセクハラ(!)受けたり、あまつさえ斬鉄剣を盗まれてしまうとは!! ……ホント、何やってるんでしょうかねぇ〜…?(-_-;)
ジュディに惚れたことについても、純情と言えば純情で可愛い(?)けど、 情けなさの方が際立ってしまうのは何故なのでしょうか…(汗)

ラッキーは哀れなキャラでしたね〜。
というか、なぜ最期に銃に弾が入っていないことに気付かなかったのでしょうか?
重傷を負ってから(ラスト直前まで)銃を撃った気配がないから、いくらでも確かめる時間はあったはずなのに。 ラスプートンを撃とうとするまで気付かないなんて、それでもプロなのか!?と、思っちゃいました。
まぁ、怪我のせいで調子が狂っていたのかもしれませんが……それにしたって、ちょっとマヌケですよ…(;^_^A
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え〜と……なんだか色々と書いちゃいましたが、全体的には可もなく不可もなくって感じでした。 でもどっちかというと、長編作品としては「盛り上がりに欠けている」と思います。
では反対に良かったトコロというと……え〜と……ん〜と……(5分経過)…… あ!ありました!冒頭の図書館でのドタバタはわりと好きです。良いじゃないですか、馬鹿らしくて(笑)
それと、ルパン&次元の銀行強盗も良かったと思います。 それにしても、泥棒のための銀行があるなんて!……利子はいくらなんだろう?(笑)

(掲載日:2002/6/24)

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