「天球の水晶」を狙うルパンの前に、謎の男が立ちはだかる。
彼の名はパイカル。──かつてルパンと争い、そして破れた男であった。
(旧ル2話『魔術師と呼ばれた男』)
ルパンに復讐するため、そして水晶の力で世界を征服するため、パイカルは再びルパンと対決する。
この作品で何が一番良かったかというと、五右ェ門が格好良かったことですね(〃∇〃)♪
キャラデザも良かったし、ギャグもなかったし、安心して見ていられました。
近年の作品が悪すぎたんですよね〜……五右ェ門の扱い…(^^;)
でも、全体的にはあまりパッとしない作品だな〜と思いました。
とにかく、ストーリーがよく分からない(←致命的!)。テンポも悪い。
CGの使い方だって、素人目にも良くないんじゃないかと思いました。
花火とか水晶ならまだしも、あの大岩や鳥型メカ(機械だよね?まさか本当の鳥じゃないよね?)は、違和感ありまくり。
なぜパッとしないのかと考えてみると、今回派手なアクションシーンがないんですよね。
冒頭の銭さん(偽)とルパンの追いかけっこはメインではないし、メインになるはずのパイカルとの対決シーンは思いっきり(動作が)静かだったし。
盛り上がりに欠けていた気がします(ーー;)
それから、ルパンの表情がとぼしすぎ!!
確かに「不敵な笑みを浮かべたルパン」は格好良くて好きだけど、笑ったり怒ったり拗ねたり真剣な顔をしたりする中で、
ピンチの時にそういう余裕な表情を見せるからこそ格好良いのだと思います。
そりゃまぁ、ルパンが平常心を失うことなんて滅多にないでしょうけど、
あんなにも「同じ表情」ばかり見せつけられると、かえって“ありがたみ”がなくなるような気がします。
……って、どーゆー意味なんだか(笑)
* * *
パイカルについては、哀れというか何というか……
旧シリーズであんなに強敵として描かれていたのに、今回はルパンに軽くあしらわれてばかりでした。
所詮手品じゃあルパンには勝てないってことですか?
……てゆーか、パイカルって超能力者ではないですよね?ちゃんと「タネ」はありますよね?
空飛んだり弾丸止めたり色々不思議なことをやってるけど、最後は(術使わずに)ハンググライダーで飛んでいたし…。
そうそう、ルパンも水晶を消したり立体映像を使ったりしていたけど、
ルパンまで手品をする(というか、し過ぎる)必要はないと思いました。
これじゃあ、パイカルの「魔術師(と呼ばれた男)」という位置付けの意義が薄くなっちゃいますよ(T.T)
銭さん(偽)とピエロ・ルパンの追いかけっこは長過ぎ!!
しかも、なぜルパンがピエロに変装したのかがよく分かりません。
いち早く銭さんの様子がおかしいことに気付いて、しばらく様子を窺おうとしたのでしょうか?
* * *
──と、まぁこんな感じで、色々と納得いかないことが出てきました(笑)
あと気になるところと言えば、やたらと裸(!)が出てくることとか、次元の鼻炎(?)のこととか…。
そうそう、謎の老人もホントにナゾでした。(私はレンタルで見たので、そのせい?)
良かったのは、最初でも書いた通り、五右ェ門が格好良かったことvv
不二子ちゃんも落ち着いた大人の雰囲気で素敵でした♪
次元VSルパン(+五右ェ門)のシーンも、緊迫感があって良かったです。
(でも、耳栓していたのはルパンだけだったんだよね……なぜ!?)
どうでも良いことなんですけど、以前はストレートだったパイカルの髪の毛、パーマ気が感じられましたよね?
大やけどを負って以来、真っ直ぐに伸びなくなったのか!?……とか思ってみたり(笑)
ちなみに私はこの作品を1回(+α)しか見ていません。(レンタル期間が短かったので…/笑)
なので、思い違いしている部分があるかもしれません。どうかお許しを〜〜m(_ _)m
(掲載日:2002/4/15)