TVスペシャル第16弾 … 初放送日:2004年7月30日
若い女泥棒に目的の財宝を奪われてしまったルパン。 それを追って取り返せたと思ったのも束の間、ルパンは他の何者かによって囚われてしまう。
不二子を人質に捕り、呪われた世界最高の宝石ブルズ・アイを盗んで来いと命じる謎の男。 それに従い警備厳重な博物館からまんまと獲物を盗み出したルパンたちだったが、 敵の目的はブルズ・アイそのものではなかった。
果たして、上手(うわて)なのはどちらか!?
と〜に〜か〜く!! 全くもって、印象に残らない作品でした。
決して物語としてのテンションが低いワケではない。
だが最初から最後までそのテンションが一定だと──つまり盛り上がりどころが全くないと──、 全体としては単調な作品だと感じてしまう。
奇想天外な展開でもなければ、ど派手なアクションシーンがあるわけでもない。 これならば、普通の30分番組でも充分でないかと思います。 2時間も使うのなら、もっとシメるところはシメて欲しかったな…(-_-;)


今回のゲストヒロインのベッキーは、まぁ思っていたよりは出しゃばらなくてホッとしました。 良い子だな〜とも思ったし。
で、でも。あの終わり方は何!? もしやルパンの子「かもしれない」ってことを示唆してるつもりなの!?Σ( ̄ロ ̄|||)
実は私、てっきりキャットとあの爺さん(ランバージャック)の娘かと思ってました(爆)  ベッキーが17才でランバージャックが63才らしいけど、子供のできない歳じゃないし。 でも設定としてはありきたりかな。だいたい、キャットに相手にされないかも(笑)
……あれ? でもベッキーの本名って「レベッカ・ランバート」ですよね。やっぱりランバージャックと関係あり?? (どーでも良いけど^^;)
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ありきたり設定と言えば。
ICPOの特務局次長マーフィー……あなた、怪しすぎ!! “銭形の上司が実は悪人”ってのは今まで何度も使われた設定だけど、 最初からあまりにも怪し過ぎたから、まさか今回は違うだろうと思ってたのに。やっぱり見た目通りかいっ!
しかも、最後の黒幕らしからぬ、見事なまでの小者っぷり。 悪人面のマルコヴィッチは呆気なく死んでしまうし、こういう点も盛り上がりに欠けてるんですよね〜。 どんでん返しを仕掛けるという意味では悪くはないけど、それならそれで、他に盛り上がれるシーンを入れて欲しかったです。

ラストのベッキーによる「ルパンコレクション解説」も、ねぇ…(ーー;)
いや、言いたいことは解るよ。ベッキーの目にはそう映ったんだろうし。 でもああいうこっ恥ずかしい友情のセリフって、ルパン三世には似つかわしくないと思うのです。 ルパン本人がおちゃらけて言うならまだしも。
最後にムリヤリ爽やか路線に持っていこうとしているみたいで、妙に白けました。
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さて、メインキャラについてなのですが。
う〜む……難しいけど、まぁ可もなく不可もなくって感じでしょうか。 それぞれに格好良いシーンはあったけど、全体的に見ると特筆すべきことにも思えないし。 五右ェ門が「まとも」だったのは嬉しいけど、それで大喜びするってのもファンとして情けないし…(苦笑)
あ、次元の鉄パイプ即興ライフルは凄かったです。ああいうことも(次元なら)出来るのねv
不二子ちゃんは、結局何がやりたかったのかナゾだ…。
そろそろ、ラストバトルでバラバラに闘わずに、協力して敵を倒すルパンたちの姿が見たいです。 なぜバラバラになりがちかと言うと、次元や五右ェ門にそれぞれ「ライバル(=敵)」が設定されるからなんですよね。 最強最悪の敵を一人出してくれたらそれで良いのに…(付き従う人は居ても、雇われ殺し屋ではない)。 いい加減に、「敵の巨大犯罪組織」ってのはもうお腹一杯です。
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──ふぅ。何やら愚痴ばかりになってしまいました(;^_^A
でも今覚えている内に詳しく(?)書いておかないと、すぐに内容を忘れちゃいそうなんですよ。 気になる点だけはいつまでも覚えていそうなのにね。
例えば、冒頭でパンツ一丁であっさりと攫われたルパン。あのさ、いつ警察が追い付くとも分からない時に、 なぜ丸腰になるんだよ!! いつでもいろんな道具を持っているはずの、ルパンともあろう者が!!
敵の正体を知るためにあえて攫われてやった……と思えなくはないけど、あまりそんな風には見えなかったし…。

あ、でも、一番ラストのルパンたち4人の止め絵は良かったですよ! 銭形を騙して、こっそり海から上がってきた時に出た1シーン。あれは格好良かったなぁv(〃∇〃)
……あぁ、それしか誉めるところがない…(爆)

(掲載日:2004/8/11)

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