墜落したUFOの欠片と言われている、オリジナルメタルを巡る物語。
銭形を出し抜き盗み出した直後から、ルパンたちに同じ入れ墨を印に持つ謎の女たちが接近する。
不二子が掻っ払って行ったオリジナルメタルは、実はニセモノ。じゃあ、本物を持つのは誰──!?
事の真相を追うルパンの前に、女ばかりのテロ組織が立ちはだかる!
去年の感想と一緒になっちゃいますが、あえて言わせて頂きます。
──盛り上がりどころが全く無い! 印象薄過ぎ!!(←強調)
どれくらい印象に残らなかったかと言うと、放送3日目にして既に大筋を忘れてしまったくらい。
……え?私の記憶力が低いせいだろうって?まぁ、それもあります(笑)
* * *
え〜、まず気になったのが……リンダはともかくとして、カオルはあっさりやられ過ぎ。
そりゃあ五右ェ門は強いですが(と、ファン魂を発揮/笑)、もうちょっと目立たせてやっても良かったんじゃないかと思いました。
わざわざ敵の幹部として「その他大勢の部下」とは区別されて出てきたのに(しかも予告やルパマガでも紹介されてるのに)、
実際の戦闘があれだけじゃあ肩透かしを食らった気分です。
別に、五右ェ門を追い詰めて欲しいワケではありませんが…( ̄∇ ̄ゞ
ソフィの描写にはちょっと疑問が。あなた、自分の意志で組織に入ったんでしょ!?
ルパンに感化されるのは良いけど、それで涙まで流されても…。
視聴者の同情を誘おうという意図が見え見えで、かえって白々しく感じました。
しかし、謎な組織だ……。そもそも、何を目的として「女ばかり」の組織が立ち上げられたのかが分かりません。
少なくとも、作中では「女だけじゃないとやれない」ことをしていたようには見えませんでした。
幹部が女でも構わないけど、部下まで全部女にする必要があったのか?と思うわけです。
そして味方には男の一人も居ないのに、防御力皆無のレオタード姿(!)で行動する部下たち。
しかも、ラストでルパンたちを取り囲んでのマシンガン乱射!おいおい、敵に当たる前に、絶対味方に当たるってば!
(あれだけ乱射されてる中、無事に突破できるルパンたちも相当アレですが^^;)
だいたい、ボスに「ボスらしさ」の欠片も無かったのが、組織としてどうかと思いました。
ただ威張って部下たちに命令してただけ。
部下から尊敬あるいは畏怖されてる場面も無けりゃ、組織を束ねる手腕を発揮していたわけでもない。
組織のトップがなぜ彼女だったのか(なぜ彼女じゃなけりゃダメだったのか)、全く分かりませんでした。
そう言えば、カオルはなぜこの組織に入っていたのでしょうねぇ…。
日本料理の心得があり、日本刀を持ち、日本の着物を着ているからには根っからの日本人であるはず。
そんな彼女が、どうやったら対アメリカのテロ組織に身を投じることになったのか。
……この辺からも、設定のいい加減さが気になるわけです、ハイ(;^_^A
* * *
何と言うか、ひたすらワケ分らんストーリーでした。
通常の30分番組だったら「こんなもんか」で済ますかもしれないけど、1年待った結果がこれか!?と虚しくなっちゃうのです。
とにかく、どこが盛り上がりどころなのか、さ〜〜っぱり分かりませんでした。あれよあれよと言う間に終わってしまった感じ。
確かに、アクションシーンのルパンたちは格好良かったですけどねぇ…。でもそれって、毎度のことなんですよ。
ファンは、「アクションシーンのルパンたちは格好良い」ってことを分かっていて見てるんです。
だからただ“格好良い”だけじゃあ、やっぱりそれは「いつもと同じ」。「その作品だけの味」が全く出てないように感じるのです。
それ以外で良かったと思ったのは、オリジナルメタルの“本物”を持ってたのは実は五右ェ門だった!ってところかな。
これはなかなか意外でした(ゴエファンとしても嬉しいv)
* * *
──はっ。そう言えば、ルパン三世って泥棒……ですよね?(言わずもがな)
今回盗んだのは、オリジナルメタル一つ。
しかも、関係者に化けて潜り込むという、(ルパン界では)極めて単純な手段を使っての盗み。
もっと、いろいろと計画を練って、不可能と思える場所から常人には思いも付かないような手段を使って華麗に盗み出す姿が見たかったです。
次回は是非とも、「頭の良いルパン」を見せてください!お願いしま〜す( ̄∀ ̄)b
最後に、ゴエファンとしての一言。
五右ェ門(の性格)がまともだった♪(でも相変わらず穴開け係&超人だった^^;)
……以上v(爆)
(掲載日:2005/7/24)