劇場版 … 公開日:2014年6月21日
テレビシリーズ『LUPIN the Third -峰不二子という女-』の流れを汲む、 スピンオフシリーズ「Lupin the Thirdシリーズ」の第2弾。
『次元大介』と名の刻まれた墓の前で佇む一人の男が居た。
当の次元はルパンと盗みの真っ最中。なぜか警備に勘付かれて逃げ出したのは良いものの、 逃走中に狙撃を受けルパン共々負傷する。
完璧な死角から、一体誰が、どうやって狙い撃ったのか──!?
期間限定公開の作品らしいですが、場所によって公開時期が違うようですね。
ふと思い立って観に行ったんですけど……いやぁ、やってて良かった♪ (…実は、その翌日にはその地域での公開が終了してました。ヤバかった!!)
そして、観て良かった。
なにしろ次元はもちろん、ルパンがカッコイイ!! イケメンでも何でもない、 敵のヤエル奥崎までダンディーに見えてしまうこの不思議!(笑)
私はゴエファンではありますが、いくら五右ェ門が格好良くとも、 ルパンが格好良くない作品は好みじゃありません。 逆に、ルパンさえ格好良ければ五右ェ門がアレでも、ちょっとは大目に見てしまうと言う ……それのどこがゴエファンだ( ̄▽ ̄;)

キャラクターデザインは原作チックで線が多い感じ。
ハードボイルド調で、いつものテレスぺとは印象が全く異なります。
いいなぁ、素敵だなぁ、こういう大人っぽい雰囲気。 子供に配慮して甘々になっちゃったテレスぺとは一線を画してますね。
ちなみに私は現時点で『〜峰不二子という女』をまだ観ていないため、 比較することが出来ず残念です。
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今作は次元が主役と言いつつも、途中退場する上に色々と対策を練ったのはやっぱりルパンなので、 個人的にはダブル主役くらいに思えます。まぁ、次元が話の中心なのは間違いないですけども。
自分一人で片を付けようとする次元と、何だかんだ言ってくっ付いて来るルパン。
そして、いざヤエル奥崎と対峙すれば、次元の腕を信じて見物に回るルパン。
……くぅぅ! カッコイイ!!(≧▽≦)

次元が一人で動こうとするのは、頼ってきた歌姫を救えなかったことに対する自責の念もあるんだろうな〜 (その時点では既にボディーガードの任を解かれてたけど)
二度目の決闘でも、ルパンは次元に任せて手出ししなかったんですよね。
次元の策(弾道を逸らす)を事前に聞いてた可能性もあるけど、多分、 何も相談してなかったとしても黙って見てるつもりだったんだろうな…。 あの次元が、同じ人間相手に二度もやられるはずがないから!( ̄∀ ̄)b
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ヤエル奥崎は、仕事人って感じで良いキャラでした。
次元やルパンに対して恨みを持っているわけじゃなく、功名心があるわけでもなく、 ただ淡々と標的を付け狙う。
スーツにこだわりを持ってるあたりも面白い。

不二子ちゃんは、可愛かったけど、描写はちょっと微妙でしたね。
彼女の狡猾さや身体的強さが全く見られず、ルパンに守られる存在でしかなかったので。 ルパンに敵を任せてちゃっかり逃げ出したり、 ルパンの懐からちゃっかり宝石を頂いちゃったくらいでしょうか、彼女らしかったのは。
てゆーか、何なんですか、ヤエル奥崎特製のあのロボット(?)は。
メカに強いのは良いけど、生物っぽい外皮を纏わすこたぁなかろうに!  き、気色悪い…( ̄□ ̄;)
それより何より、あんな動きの遅い敵相手に、 不二子ちゃんがほとんどなすスベもなかったのがちょっと気に食わないです。 丸腰だろうと素っ裸だろうと、彼女はもっと「動ける」女性だと思うんですよ。 たとえ最終的にはルパンの助けが必要になろうとも。

その気色悪いメカをピアノ弾いて操っていた長髪グラサン男は、 ルパンを散々ボコボコにしたくせに、その後出て来ませんでしたね。
後の展開を考えるに、もしかして、誰かに殴られること自体がルパンの計画の一つだったのかな…?
*          *          *
なぜか前後編だった本作。
ま〜ったく情報を仕入れずに観に行ったため、「つづく」とか出てビックリしましたよ。 OPとEDをご丁寧に二度も入れるとは…(;^_^A
前半で「死」んだ次元ですが、恐らく本当にそうなったと信じた観客は皆無だったことでしょう(笑)
だって、「ルパン三世」だもん。彼らの生死ほどアテにならんものはない!(断言)
ラストバトルも格好良い。
ジタバタ足掻かないヤエル奥崎にも好感を覚えるくらいです。
ぶっちゃけ、普段はテレスぺのルパンたちの「甘さ」には辟易してるんですけどね。 いや、ルパンたち本人の甘さっつーよりも、制作側の甘やかしと言うか…。
彼らが直接手を下した敵よりも、絶対に自滅して死んだ敵の方が多いんじゃないかと思うんですよ。 実際の比率は違うかもしれないけど、でもそう感じてしまうくらい、 勝手に岩に押し潰されてウワー!な敵ボスを容易に想像しちゃいます。
それと比べりゃ、真正面からぶつかって利き手を奪って終わる方がずっと良いです。 敵をどうするかを判断したのは、(岩でも崖でも爆発でもなく)間違いなくルパンたちなのだから。
まぁ、今回はヤエル奥崎がああいう人間だったからこそ、きっぱりとケリが付いたのでしょうけど。

クレジットに銭さんの名前が出て来た時には慌てました。どこで出てたのっ!?と。
ED後のオマケ(?)シーンでした。彼も苦労するなぁ〜。
今回、五右ェ門は出番なし。
OPにはちらっと出てたので、回想シーンとかのチョイ役で出ることを期待してたのですが…。
不二子が開いた偽ファイルには、五右ェ門っぽいキャラの落書きが描いてありましたけどね(笑)

ギリギリ劇場で観られて良かったです。 ルパン三世を見ていてこんなに興奮したのは久々だ…!!(〃∇〃)
ところで、あのマモーは一体何の意図があったんだろう…??

(掲載日:2014/8/2)

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