……読み終わってしばらくの間、かなり混乱していました。
ルパンがタイムスリップ? それじゃあ“アレ”は何? “いつ”のルパン?
冒頭で死んだ(?)次元と五右ェ門は?
その後何度も何度も考え直して、ようやく時間の流れが理解できたような気がします。
え〜っと、つまり、
「本来の時間の流れ」ではこうなっているはずだったのね。
(矢印の長さが不揃いですが、意味は無いです/爆)
ところが無事復活したルパンは、どうしても犠牲となった次元と五右ェ門を助けたかったため(だと思うが)、過去に飛ぶことを決意。
どうやってか不明だが、
「敵の殺人マシンがまだ未完成」の時に戻った。
うわ、ダメだ。図でも表現しきれない!
ん〜と……
「現在」に戻ったルパンだけど、歴史の変更により、その「現在」は当然「次元と五右ェ門が生きている現在」となったわけで、
変更前では不二子一人で組み立てた(?)ルパンだけど、
変更後では次元の「体のつなぎ方悪かったかな」というセリフにより、次元たちが(不二子も?)ルパンを復活させたことになっている。
や、ややこしい…(@@;)
まぁ、これ以上の説明しきれてない部分は、どーしようもないですけどね〜。
こういう「未来もしくは過去を変える」タイムトラベル物って、どうしても
タイムパラドックスの問題が付きまとうから。
「親殺しのパラドックス」ってヤツですね。
そもそも、次元たちが死ななければルパンは過去に戻ることは無かったのだから、「彼らの死なない現在」のルパンは、過去に戻る理由が無い。
そうすると、未来(現在)のルパンの助けを借りることが出来ずに、結局過去の次元たちは死んでしまう……。
今、歴史が変わって次元も五右ェ門も生きているけど、でもルパンの記憶には確かに彼らの死が刻まれているわけで。
……あちらはあちらで、パラレルワールドってことになるのかな〜?(;^_^A
どのみちYルは、この手の矛盾が他にもたくさんあるけど(笑)
* * *
時間の流れについてはこの辺にしといて、中身の感想に移ります〜。
「生かされたままバラバラに解体」ってのが思いっきり胡散臭いんですけど(笑)
まだ「生きている」のだから、「元の身体に戻す」ことも可能ってことらしい。ンなアホな!
もちろんこの前提が無いと今回の話は成り立たないのだけど、でも一体どういう技術を使ったのやら…。
ルパンがタイムスリップに使った道具についても、全く説明がありませんでしたね〜。
本当に何でもアリな世界です…(^^;)
さて、この話で『ルパン三世』の連載が終了したわけですが。
最後の獲物であり、サブタイトルでもある
「不滅の宝」が「ルパン自身」だったってのは、なんかこう、
スケールが大きいと言うか……
いや、スケールじゃないな。
何て言えば良いんだろう……とにかく「ルパンの一番の宝はコレしかないっ」と納得しちゃいました。
もちろん仲間たちのことも大切に思ってるだろうし、そのためにわざわざ過去に戻ったりしたんだけど、
まずは自分ありきってことで。
こういう「宝」ってのも良いな〜と思いましたv
まぁ、「宝」のインパクトのわりには、話が解りにくくて最終話としてのインパクトには欠ける気もしましたが…( ̄∇ ̄ゞ