●挙式
時は秋。場所は飛騨高山。
とある神社の石段を、花嫁花婿の一行が静かに登っていく。
ルパンたちを含む招待客らは、少し離れた場所に立つ建物で見守っていた。
「何かにおわねーか?」次元が入り口を指した。そこには、こちらの様子を窺う怪しい人物が一人。
「確かになァ。悪党のにおいって奴だぜ」
この時のルパンが不敵で格好良いんですよ!
それにしても、不二子が和服、ルパンが礼服(と思われるスーツ)を着ている中で、次元だけいつもの服装ですね…(笑)
そして「におわねーか」と言われて自分の服のにおいを嗅ぐルパン……
おろしたてだったのでしょうか? それとももしや、レンタルスーツ?(笑)
神前では婚礼の儀が続けられていた。
墨縄家代々伝えられている壺が、五右ェ門に差し出される。
まさに壺を受け取ろうとしたその瞬間、五右ェ門は何かの気配を感じ、扇子を天井へ放った。
「何者!?」
ここではじめて、五右ェ門の声が聴けるのですvv
あぁ、カッコイイ…♪
どうやら五右ェ門は、墨縄家の婿養子になるつもりだったようですね。
代々続いた石川家はどうなっちゃうのでしょうか。
まぁ、それだけ紫を想う気持ちが強かった、ということなのでしょう(きっぱり)
それに彼のことだから、(石川家の)将来のこともちゃんと考えていたのだと思います。
天井から緑色の装束に身を固めた男が飛び降り、壺を奪う。
花嫁をかばう五右ェ門の前後に、さらに同じ装束の男たちが下り立つ。
壺をめぐり、その場は大混乱。
やがて壺は、騒ぎに気付いたルパンや不二子の手によって、無事取り戻されたのであった。
しかしそこに突如悲鳴が響き渡った。花嫁が、男たちに連れ去られようとしている!
追いかけるが時すでに遅し。
男たちは、「D51 明晩一時」という紙切れを残し、高笑いしつつ去って行く。気絶した花嫁と共に。
五右ェ門は怒りを込めて、敵の姿をじっと睨み付けていた……
敵の鎧(?)、便利過ぎですね。飛行機能もあるなんて…!
次元が銃を撃とうとしたのが面白かったです。手に何も持ってないのに(笑)
神聖な婚礼の場だから、きっと銃はどこかに置いておいたのでしょうね。五右ェ門も斬鉄剣を持っていなかったし。
それだけ銃は、もはや次元の身体の一部になっていたってことか。カッコイイなぁ。
こんなときでもなければ、絶対に手放すことがないくらいに。
ところでこのとき、ルパンは最後に皆に追い付いたんですよね。一体何していたんだろう?
着物を着ていて走りづらいはずの不二子が、すでに到着していたのに…(^^;)
●銭形警部
夕方。OP曲をバックに、古ぼけた寺が映る。立ち並ぶ墓の中に、「ルパン之墓」の文字がある。
経を唱える坊さんの元に、パトカーで一人の男が訪ねて来た。
「戻っていただけませんか、警部」
その声に振り向いた坊さんは、まさしく銭形警部だった。
ボートの爆発に巻き込まれ、ルパンが死んだと思い込んだ彼は、ルパンが成仏できるよう祈っていたのだ。
銭形に、本当にルパンは死んだと思っているのかと訊く男……それは、結婚式で様子を窺っていた男だ。
男は一枚の写真を取り出す。そこには壺に飛びかかろうとしているルパンの姿があった。
もしルパンが死んでいるのなら、これは誰なのか…?
「まさか……」銭形は半信半疑で呟いた。
銭さん、坊主頭になっちゃいましたね〜。それはそれで、迫力がありますが。
銭さんの想像の中の、天に召される(?)ルパンのイメージが笑えます。羽背負ってるよ…(笑)
あの写真、一体いつ撮ったのでしょうね。しかも、誰が?
ルパンが敵の前に立ちふさがったとき、背後には五右ェ門の他は招待客しかいなかったと思うのですが。
風見以外にも、敵は紛れ込んでいたのでしょうか。カメラを持って!?
それにしてもあの写真、ルパンが壺を盗もうとしているように見える…(その一瞬を狙って撮ったんだろうけど^^;)
●墨縄家
夜。未だ花嫁は見つからず、墨縄家の屋敷は慌ただしい雰囲気で包まれていた。
壺を奴らに渡そうと提言する五右ェ門に、墨縄家総帥は紫を諦めてくれと言う。
墨縄家の祖先は、遠い昔にそのからくりの腕を持って、子孫のために財宝を地中深くに隠した。
昼間襲ってきたのは、風魔一族。400年の長きに渡り、財宝を狙っているのだ。
あの壺には、財宝の秘密が隠されている。
そして、その壺は代々墨縄家の跡を継ぐものが、命に代えても守る責任があるのだという。
「しかし、ここは紫殿の…!」 食い下がろうとする五右ェ門に、総帥が頭を下げた。「お察しくだされ」
五右ェ門は、黙って目を伏せる他なかった。
その様子を、ルパンと次元はモニターで見ていたのだった。
五右ェ門の無念そうな表情が何とも言えません。
そりゃそ〜ですよね、これから幸せになれるってときだったのに。そう簡単に諦められるワケがありません。
でも格式(?)を重んじる彼には、総帥の気持ちも分かるのでしょう。辛い立場だなぁ…(T_T)
墨縄のご先祖様だって、自分たちの残した財宝のために子孫が傷つくことは、望んでいなかっただろうに。
総帥は「泥棒と名の付くものは、いかなるものでも許せん」と言っていたけど、どういうつもりだったのでしょう?
彼は、五右ェ門が「泥棒」だということは知っていたのでしょうか?
わざわざ五右ェ門に同意を求めるくらいだから、意図して言ったのかもしれませんね。
これからは泥棒はやめろ、という意味で。

「ルパンの哲学じゃあ、ここは当然カワイコちゃん優先!」と言い切るルパンもルパンらしくて好きだけど、
「だろうな。やれやれ、またひと騒ぎか」と諦め半分に応える次元が良いです!
分かってるじゃない、次元(笑)
人々が寝静まった頃、書斎の天井板が外れ、ルパンの作ったクワガタの形をしたメカが出てきた。
ルパンはモニターを見ながら操作し、隠し金庫から壺を盗み出してしまう。
そして壺を調べている内に、火鉢の煙によって財宝の隠し場所が浮かび上がってきた。
夜明け前、鳥のさえずりが聞こえ出す頃、五右ェ門は紫の部屋にいた。
可愛らしいぬいぐるみや、五右ェ門と紫が写った写真が飾られている。
そこに壺を持ったルパンがやって来た。「後は任せな。そんな壺、いつだって取り返してやるぜ」
「すまん」ルパンの気遣いを感じ、五右ェ門は頭を下げた。
どうやらルパンたちは、天井裏にいたようですね。一体いつの間に!? しかもカメラまで取り付けているし (元からあったのだろうか…?)
ルパンって、お宝の話を聞く前から、クワガタ君を作っていたんですよね。
紫を救うために壺が必要だったからか、はたまた泥棒の勘でお宝のにおいを嗅ぎつけていたのか…(笑)
わざわざメカ使うより自分で盗む方が早いと思うけど……まぁ、仕掛けを警戒したのかな?
五右ェ門は一晩中起きていたみたいですね。紫の安否も分からないままだし、無理もないか。
●カーチェイス
風魔の指定場所へ向かうルパン、次元、五右ェ門。
紫との思い出が、車中の五右ェ門の頭をよぎる。
初めて出逢ったのは、ある雨の日。
春、夏……そして時が過ぎ、冬。 彼女が投げかけてきたマフラーには、「五M」と刺繍がされていた……
私はこの回想シーンが大好きです♪
紫ちゃんの笑顔が、すごく可愛いんですよ! それに微笑み返す五右ェ門もステキv
特にマフラーのシーンはラブラブで、見てるこっちが恥ずかしくなります(笑)
話を聞き、「あやかりて〜よなぁ」とうらやましがるルパン。
そこに後ろからパトカーが。銭形だ!!
例の男・風見が運転をしている。男は現在ルパンを担当しているらしい。
パトカーがルパンたちの車を追い越そうとする。何とか誤魔化そうとした彼らだが、見つかってしまった。
ルパンは生きていた!!
「ルパン、貴様を逮捕する!」感動しつつも坊主頭で迫る銭形に、思わずのけぞりながらルパンは叫ぶ。
「そんなこと言ったって、オレまだ何もしちゃいねーよ!」
そしてルパンたちとパトカー3台のカーチェイスが始まった。
川を走り、壊れかけた橋を渡り、銭形は根性で追ってくるが、今一歩及ばず川に転落。ルパンたちは去ってしまう。
「お前の運転のせいだぞ、バカめ!」銭形は怒りの矛先を風見に向けるのだった。
五右ェ門、回想の内容をルパンたちにも話していたのか…(恥ずかしくないのだろうか?^^;)
そしてついに、銭さんと鉢合わせ(笑)
ルパンは「まだ何もやってない」って言ってたけど、今までやったことは別に帳消しにはなってないんですよね?
時効になるほど時間経ってないだろうし。ってことは、やっぱり逃げるが勝ちか(笑)
ところで風見は「婦女誘拐の現行犯で引っ捕らえましょう」と言っていたけど、なぜ!?
ルパンを「誘拐犯」に仕立て上げるのは、かなり無理があると思うのですが。
ルパンたちが壺を守って紫を救おうとしたことは、総帥がちゃんと見ているんだし……
ま、これはただの口実だったのでしょうけど。
●約束の場所
夜。墨縄家の屋敷では、総帥が壺を盗まれたことを知り、がっくりと肩を落とした。
ややあって、彼は何かを決心したかのように立ち上がった。

約束の場所は、使われなくなったSLを置いておく場所らしい。
そこにやって来たルパンたちに、突然サーチライトがあたり、物陰から風魔の手下共が姿を現した。
壺が先か、紫が先か。押し問答の末、交換となる。
停車台……って言うのかな? この交換シーンも好きです。緊迫感があって。
胸に飛び込む紫を、しっかりと抱きとめる五右ェ門……絆を感じます。良かったね、無事でv
「これに懲りて余計な手出しするんじゃねーぞ」という敵のセリフに、
「ここのところはお前たちに一点くれてやるが、この先は分からんぞ」と不敵に応えるルパンも格好良いです!
ちなみに紫ちゃん、このときはすでに顔の色が白くない──つまり、化粧を落としているようです。
囚われの身で、顔を洗わせてくれたのだろうか…?(笑)
そう簡単に渡せるか、とルパンは壺を釣り上げようとするが、糸が切られて壺は風魔の元へ。
その場は銃撃戦となる。
「さぁて、どちらが先にお宝に辿り着くか、面白くなってきたぞ!」応戦するルパン。
そこへなぜか銭形たちがやって来た。奥では、密かに風魔一味が警官の制服に着替えている。
「あ、な〜るほど、そ〜ゆ〜ことか」
風見の姿を見たルパンは、なぜこの場に銭形たちが現れたのか合点する。風魔と風見はグルだったのだ。
「おい次元、出番だよ〜」「あいよ」
いつの間にかいなくなっていた次元が、SLを発車させる。飛び乗るルパンたち。
SLはパトカーをなぎ倒して去っていった。
にやりと笑う風見の目には、走り去る三台の車が映っていた。先程の風魔の手下が乗っているのだろう。
ここでようやく、風魔と風見の繋がりが分かります。
と言っても、すでに予想できることですが。人相悪いし(笑)
とにかくこのときのルパンが格好良いんです!!……ってこのセリフばっかりだな( ̄∇ ̄ゞ
何も説明されなくても敵の関係を見抜いてしまうところとか、それを知っても全く余裕なところとかv
う〜ん……次元にも銃撃戦に参加してもらいたかったなぁ。この後全然撃たないし……
●風間組
山の社に向かった墨縄家総帥は、鍵穴のある小さなほこらを猟銃で撃ち抜いていた。

三台の車を追う赤いバイク。ライダーは不二子だ。密かにマークしていたらしい。
車を追って、風魔のアジトへ。
『有限会社 風間組』と書かれた扉の向こうで、ボスと見られるスキンヘッドの男が手下が戻るのを待っていた。
側にいたサングラスをかけた男が、壺が本物であることを確認すると、ボスは不気味に薄笑いを浮かべた。
風魔のボス、いかにも「ボス」って感じで笑えます。
悪役のくせに、釈迦みたいな顔してるし……といっても、全く慈悲深い顔はしていませんが。
凶悪な釈迦だ(笑)
●乗りかかった船
山際に車を止めて紫に着替えるように言い、ルパンたちは山の中へ向かう。
五右ェ門は、紫が自分に付いてくる気でいることを心配していた。
そしてもう一つ。彼はルパンに財宝から手を引くように迫る。
「そりゃないぜ、乗りかかった船だ」
どうあっても手を引かないと言うルパンに、五右ェ門は「頼む……」と頭を下げる。
そこに紫がやって来た。洋服姿になっている。
先に進むつもりでいる紫を五右ェ門はいさめようとするが、それを言い出す前に彼女がにっこり笑って言った。
「大丈夫、私、財宝の隠し場所を知っているから」
あっけにとられる五右ェ門。さらに彼女は続けた。「さっき、ルパンさんに教えてもらったの」
五右ェ門がルパンたちの方を睨んだときには、すでに彼らは車の方へ向かっていた。
「ほいじゃ〜、またね〜。紫ちゃ〜ん、シャクジョウ岳でまた会おうね〜〜」
「は〜い」手を振る紫の後ろで、五右ェ門は憮然とした表情を浮かべているのだった。
五右ェ門、自然破壊してます。樹を3本も切り倒しちゃいました(笑)
ところで紫ちゃんが着た服って、「ルパンの着替え」らしいけど……ほ、本当に!??
上着とセーターはともかく、あのタイツとレッグウォーマーと青い靴と、ついでに青いポシェットも、ルパンの物なの!?(驚)
恐るべし、ルパン…(まぁ、変装用だろうけど/笑)
紫ちゃんに「隠し場所を知っている」と言われて、「へ?」と間抜け(失礼!)な顔をする五右ェ門がカワイイです(^^;)
うん、やっぱり紫ちゃんって良いなぁv 可愛いし、明るくて良いコだし♪

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